震災リゲインプレス第47号(最終号)

『震災リゲインプレス』第47号を発行しました。小紙『震災リゲインプレス』は今号で発行を終了することになりました。突然のお知らせとなり恐縮ですが、創刊から10余年、会員や読者の皆様、ご支援・ご協力をいただいた皆様に心から御礼申し上げます。

東日本大震災を機に翌2012年創刊、当初は現地支援につながる寄付先や特産物の通販ご紹介などから始めました。やがて防減災の備えの知恵、公的支援制度なども紹介しつつ、記憶や知見の継承もテーマに発行を続けてきました。今後は一部の連載を関係機関のご協力のもと継続し、このウェブサイトでの過去号の公開も当面継続予定です。災害に対し「支え合い、備え、いのちをつなぐ」営みがより広がることを願い、終刊のご挨拶とさせていただきます。

*会員各位には今後の手続き等ご連絡済ですが、お問い合わせは以下からお願いいたします。

目次

未来につなぐ——終刊のごあいさつ|震災リゲインプレス発行人 相澤久美

Presented by RQ災害教育センター 災害教育を知る旅
最終回・自然災害と山伏の間にあるもの

一般社団法人RQ災害教育センターの協力のもとお届けする、災害と教育という視点での連載。最終回は、自身が羽黒山伏でもある河野宏樹さんが、自然災害と山伏とのつながりについて綴ってくれました。

3.11伝承ロードを訪ねて
最終回・ハナミズキのみち(岩手県陸前高田市)

「3.11伝承ロード」は、各地に点在する記憶を宿す施設や石碑等を、震災伝承施設として登録してつないでいくことで、これからにつなげる試みです。多勢太一さん(陸前高田市観光物産協会)に最後にご紹介いただくのは、岩手県陸前高田市の「ハナミズキのみち」です。

被災地支援の進化 ∼支援の個人的記憶を通じて∼
最終回・2011年東日本大震災:できる限りの力を出し尽くした1年間

自然災害を人間がゼロにすることは難しいとしても、災害支援のあり方は進化し得るのではないでしょうか。長年この領域に関わり続ける園崎秀治さん(オフィス園崎)がご自身の経験を語る連載、最終回は東日本大震災後の1年間を振り返ります。