東日本大震災から5年。これまでと、これからについて

東日本震災から5年が経ちます。

この時期になるとテレビや新聞でもにわかに震災関係のニュースが増えます。そこでは当時の写真や映像を目にする機会もあり辛い気持ちになることも、また、少しずつでも前に進んでいる何かを目にして力づけられることもあります。

震災リゲインでは2016年の3月11日に、年4回発行している『震災リゲインプレス』の最新号を印刷所に入稿しました。私たちはあの震災を機に活動を初めて以来、日々、震災に備えるための情報を発信しています。被災された人々がまだまだ困難な復興道半ばであることを忘れず、自分たちに何か少しでも力になれる技や術はないのかを伝えると同時に、自分たちが震災にあったときどう命をつなぎ、その後の復興の道をどのように歩むことができるのか、少しでも学んでおきたい、などの願いから、いつどこで起こるかわからない震災のために全国に向けて情報発信をしています。

震災リゲインの活動は、震災やその他多くの自然災害がとても多いこの国で、ひとつくらい震災専門の紙メディアがあっても良いと思い、続けています。同時に、一般紙として皆さんのお茶の間やオフィス、学校などに少しでも多くお届けし、年に4回だけでもこうしたことについて話し合うきっかけになり、お節介ながら、それがいざという時なんらかのお役に立てることを願っています。

災害支援の専門家の間で日々話し合われていることは、端的に言えば、どのように被災した「皆さん」の支援をできるか?ということです。彼らも災害発生地にいたら被災するでしょう。でも、生き延びて翌日からきっと仲間とともに支援の活動を始めるでしょう。そこまでとは言わなくとも、一人ひとりの心構えや準備が整っていれば、まず自らが対応し、他者の支援を必要とする割合が少なくなれば(自助)、被災後の困難も僅かでも減らすことができるはずです。また、地域みんなでの支え合い(共助)が、もちろん、行政の支え(公助)は重要で、専門家、他地域から差し伸べられる手の存在も大切ですが、ひとり一人の対災害スキルを底上げすること、生きる力をみんなで身につけることが、震災リゲインの目指すことだと思っています。

震災後の東北においても、住民同士の支え合いは不可欠なものでした。支え合いは、人間にとっての、生きる力です。震災時だけでなく日常の中でも言えることです。困難にはみんなで目を向け、ささやかに支え合うことで、できることもあると信じています。また、過去の震災からの学びや、支援の専門家たちの取り組み、東北でいま奮闘する皆さんの日々、未来の震災への備えに取り組む人々・企業・行政の姿。そして、身近にできる備えについて。そんな情報をこれからも発信していきたいと思います。

引き続き、どうぞよろしくお願いします。

 

震災リゲイン 一同

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