血の通った地域復興のための論考集
巻頭、小熊の論考を始めとして、従来指摘が多かった、防潮堤などの土木施設からの観点ではなく、法律や予算など社会科学的観点から、東日本大震災の復興政策の問題点を鋭く分析。エネルギー、宗教など広範囲な部分の問題点をも指摘する。内容の正確さと説得力は復興政策を立案した自分の立場からみても折り紙付き。
文=佐々木昌二
(2015年12月発行『震災リゲインプレス』第15号より)
小熊英二、赤坂憲雄 編著
人文書院(2015/6/29)
2,376円
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