
MAMA-PLUGは、女性・母親の目線を社会とつなぐNPO。
その想いは防災に関しても同様だ。震災後、被災ママたちから「うちの子、避難所のトイレが和式で使い方知らなかったんです」などの話を聞き、防災も日常の延長にあるべきだと実感した。そうして生まれたのが“アクティブ防災”なる言葉。代表のLo 紀子さんいわく「いつ起きるかわからない地震を前に、特別な何かを“しなきゃ”という意識から始めるより、日常の延長として楽しく、子どもや家族と思わず取り組みたくなる防災の形」。
非常食をお弁当代わりに行う“防災ピクニック”など、彼女たちが提案するのは、リアルな生活者発の新しい防災だ。
「ママたちには、妊娠中にできないことが増えて助けを必要とした経験が必ずあります。でも子どもの成長は早いので、彼女たちもいずれ助ける側に回れたらいい。助けが必要な人たちが“日常の延長”でできる防災を考えたい。防災に一番取り組まなければならないのは、実はその人たちですから」。
“その人たち”は、防災講座にも足を運べないことが多いが、「そこで、私たちの講座内容を文章でもお届けできたらと『防災実践ノート』などの本づくりも行っています」。
(中川哲雄)
NPO法人MAMA-PLUG(ママプラグ)
Tel: 070-6517-1140 Fax: 03-6745-1724
E-mail: info@mplug.com
ウェブサイト「アクティブ防災」(ママプラグ運営)
http://www.active-bousai.com/
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