あなたならどうする? いざというときのトイレ問題:体と心に負担をかけないために

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災害時にライフラインが途絶することは、ニュースでもよく取り上げられますが、恥ずかしいからなのか、汚らしいからなのか、意外と話題に上がらないのが「トイレ問題」。しかし、もよおしてしまうのは人間の生理的欲求であり、自然の摂理。身体にも精神にも無駄な負担をかけないためにも、まっさきにトイレのことを考えてみませんか?


01. もうだめいざというとき、「困った!」ことにならないために。

災害の有無にかかわらず、生きているかぎり排泄はするもの。日本人の平均値は、尿が1〜1.5ℓ、便が150〜200gと、意外と多いですよね。一方、地震などで一旦断水してしまうと、もちろんトイレの水も流れません。阪神淡路大震災や東日本大震災の例をみても、50%復旧するのに一週間、全面的に回復するまでには一ヶ月ほどかかるというデータも存在します。それならば、まずは自分の力で乗り切る方法を考えみましょう。


02. みつけます機能は同じでも違う、携帯トイレ。

もっとも手っ取り早い処理法といえばズバリ「携帯トイレ」でしょう。安価で入手しやすい上に、置き場所にも困らないこの便利グッズ。基本的な機能はどの製品も同じで、凝固剤によって排泄物を固め、ビニール袋で密封というものがほとんど。ただし、固め方はさまざまで、吸水シートタイプから、粉末剤、タブレットなどと多様に揃っています。微妙に使い勝手が違うので、気になるものから順に購入し、一度試したうえで常備するものを決めておいたが方がよいかもしれません。


03. むりだよさまざまな状況をシミュレーション。

長期にわたる屋外待機や共同生活で問題となるのは、プライバシーの欠如です。携帯トイレを持っていても、独りきりでゆっくり落ち着いて用が足せるかどうかはわかりません。簡易トイレのなかには、ポンチョやテントのようなもので目隠しをするタイプもあるので要チェック。また、高齢者や足を怪我した人はしゃがめないこともあるので、ダンボール製の簡易型洋式トイレがオススメです。


04. かみください

トイレだけじゃない、さらなる問題。

=出したらそれで万事OKとならないのが、トイレの嫌なところ。排便したときは拭くものが必要ですし、簡易トイレや拭き取ったペーパーやビニール袋などを、収集が来るまで身近に保管しておかなければなりません。一部地域では給排水を必要としない循環型のバイオトイレの整備がはじまっているとも聞きます。まずは近隣にこうした環境が整っているか、地域を管轄している役所や保健所に問い合わせて、調べてみるのもよいでしょう。


まずは購入 してトライ

非常用トイレは、ホームセンターなどで販売されているほか、インターネットでも幅広く購入可能。「災害用トイレ」「携帯用トイレ」「簡易トイレ」などでいますぐ検索を。

文=猪飼尚司
イラスト=飯川雄大

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