企業の取り組み|「思いやり」の好循環を実践する。プルデンシャル生命保険

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本社ビル前で行われている復興市のようす

プルデンシャル生命保険は、アメリカ生まれの生命保険会社。「ライフプランナー」と呼ばれる営業職が顧客と親密な関係を築き、将来設計に基づき生命保険をオーダーメイドで提案するプロフェッショナル集団だ。

同社では、阪神淡路大震災の際には、ライフプランナーたちが震災直後の神戸市内に入り、直に顧客の家や避難所を訪ね、被災地区のご契約者の安否を確認した。東日本大震災でも、宮城県内で訪問可能な避難所200数箇所を訪ねて回った。同社はもともと都市部に強く、その顧客は被害の大きかった沿岸部には比較的少ない。その中で彼らが得たのは、この震災で自社の顧客だけをサポートするのは、状況にふさわしい行動ではないという感覚だった。そこでまず行ったのが、すべての生保会社の連絡先を記したポスターを避難所に設置すること。もちろん、相談があればできる範囲でサポートした。

5月には、仙台本社からのボランティアバス運行を開始。秋には東京や遠くは金沢、大阪、広島県福山市からもバスを出し、2011年に計50本のボランティアバスを運行した。震災年はがれきの撤去に終始した活動も、2012年以降は復興市場の運営サポートや農業・漁業支援、子どもの遊び場の草刈り、古民家再生など、現地とより繋がる活動が増えていく。社員とその家族を中心とした参加者は、2015年までにのべ2053名に達した。

また、2012年末からは、本社(東京・仙台)や大阪、名古屋などの拠点で復興市も開催。社員が近隣にビラを配り、ご当地キャラの着ぐるみを着たり、被災地の名産品を販売したりと奮闘した。この活動も、2015年10月までに19回にのぼる。 こうした支援活動は同社にもポジティブな影響をもたらしたと、広報チームの中野みさきさんは語る。

「弊社は20年以上前からボランティア・デーを開催するなど、社会貢献に積極的な会社です。そのようなスピリットが、改めて様々な形で表出し結実したのが東日本大震災の復興支援だったと思います。多くの社員が支援物資を送り、被災地に向かいました。また被災地に行けない社員も、復興市や寄付を通じて支援。仕事でもプライベートでもない、ボランティアに従事している時は、人の持つ最良の部分が見える機会です。社員同士の意外な一面を知ることもでき、それが部署の枠を超えた絆を深めています。さらに、こうした活動を続ける自社への誇りも強化され、自己評価も高まっています」

顧客のライフプランを総合的に支援するライフプランナーの仕事と、被災地支援に通じるのは、人を思いやるということ。それがいつしか、自らにプラスの価値として戻ってくるのも共通点といえそうだ。


プルデンシャル生命保険株式会社

http://www.prudential.co.jp

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