RQ聞き書きプロジェクト“MEMOKKO”

聞き書きをする久村さん(右)
聞き書きをする久村さん(右)

「…お人形は、私らの頃にはなかったです。自分の着た着物でお手玉を作りました。山のフジの蔓や皮を、ずーっと長くして色んな籠を編んだり。学校下がってきても遊ぶところはないから、海へ行ったり…」

震災直後、被災された方たちとどう接したらいいのか迷いながら活動を始めたRQ市民災害救援センター(現RQ災害教育センター)。一つの答えが「お話をとことん聴く」ことだった。特別な話ではない。一人ひとりがずっとその地で送ってきた普通の日々の暮らしのこと。

「そこにどんな豊かな風景や暮らしがあったのか、そしてそこからどんな恵みを受けているのか私自身も気づかされて、震災の記憶だけでなく、その豊かな風景と暮らしのことを、子どもたちや被災地を訪れる人たちにちゃんと伝えたいと思いました」と、聞き書きプロジェクト代表の久村(くむら)美穂さんは語る。

書きとめられたお話は、ウェブサイト(下記)で読むことができる。まるで平成版『忘れられた日本人』(宮本常一)のような読み応えのある内容で、改めて、東北の地から教えてもらえることの奥深さに驚くだろう。「忘れられた」、否、「忘れてはいけない」普通の人たちの本当の暮らしの行く末を見守っていきたい。(中川哲雄)


RQ聞き書きプロジェクト“MEMOKKO”

Tel: 090-5316-7654
http://kikigaki.rq-center.jp/

※「この貴重な聞き書きを自分も」 と思う方に向け、下記ブログに 申し込みフォームがあります。
http://kikigaki-pj-memokko. blogspot.jp/

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