NPO法人郡山ペップ子育てネットワーク

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屋内遊び場拠点に子どもの健康と成長をサポート

走る、跳ねる、飛ぶ。

とにかく元気に動き回る子どもたち。福島県郡山市の屋内施設「PEP Kids(ペップキッズ) Koriyama」は、まさにおもちゃ箱をひっくり返したような遊びの王国だ。2,400㎡の建物内に滑り台やブランコはもちろん、アスレチックやランニングコース、砂場までがある。

投げる、つかむ、掘る、乗る、運ぶ…。

ただめちゃくちゃに遊んでいるわけではない。人間の「36の基本動作」を自然に体験。専門講習を受けた「プレイリーダー」と呼ばれるスタッフが子どもたちを見守りながら、ところどころで手を添えて適切な運動を促す。こうした理論や体系に基づいて公的施設の運営をサポートする。それがNPO法人「郡山ペップ子育てネットワーク」の役割だ。

原発事故の影響で外遊びする子の姿が消えた2011年3月。郡山市は子どものケアを考える官民のプロジェクトをスタートさせた。その一環で屋内に大型遊具を設けた「夏のキッズフェスタ」を8月下旬に開催。それを見た地元企業の役員らとプロジェクト関係者が意気投合し、本格施設の建設を決意。すぐさま駅前の流通倉庫を改修する工事に入り、わずか3カ月後のオープンにこぎ着けた。

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入館者は1年で30万人を突破。12年5月には民間主体だった運営委員会をNPO法人化。プロジェクトを先導してきた地元の医師、菊池信太郎さんが理事長に就いた。すべてがトントン拍子で順調なように見える。「でも、なぜこの施設が必要なのか。その背景や福島の子の現状まで、きちんと伝えていくのはこれから」とスタッフは気を引き締める。

福島県内では学校施設を中心に除染が進み、避難区域以外の学校の9割が屋外での活動制限を解除している。しかし、放射線への不安や除染への不信感は根強く、外遊びに慎重な親はなくならない。

郡山市教委や山梨大学の中村和彦教授らによる昨年度の調査で、同市の小学5年男子の体力と運動能力は全国平均を大きく下回っていることが分かった。50m走は平均に比べ5ポイントも低い。運動不足や肥満、発育不良は今後さらに顕著になる恐れがある。

ペップはNPOとして調査研究を進めながら、より総合的な健康づくりを指導できる人材の養成や派遣にも取り組んでいく。

福島の子どもたちの元気が、日本の元気になると信じて。

文=関口威人


PEP Kids Koriyama

〒963-8803 福島県郡山市横塚1丁目1-3(郡山駅東口から徒歩15分)
Tel: 024-941-2711
http://pep-kids-koriyama.com/
※利用対象者は生後6か月~12歳の子どもとその保護者。入館無料、入れ替え制。

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正会員: 個人・団体とも入会金10,000円、年会費10,000円。
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  • ゆうちょ銀行 記号番号:02280-9-136312
    加入者名:トクヒ)コオリヤマペップコソダテネットワーク
    ※他銀からお振り込みの場合 二二九店 当座 口座番号:0136312
  • 東邦銀行 郡山駅前支店 普通 口座番号:1089439
    口座名:NPO法人 郡山ペップ子育てネットワーク

問い合わせ:NPO法人 郡山ペップ子育てネットワーク Tel: 024-942-6777

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